5月7日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:15)
・説教者:中井牧師
・説教題:「愛の御神の救いのみ」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝堂・会館などに出入りする際には手指消毒を徹底してください。
・礼拝出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は小さな声で歌ってください。
・教会備付の聖書と讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館2階へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
4月26日(水)午後3時に倉敷教会の看板が設置されました。鶴形1丁目交差点に面し銀杏の一枚板から成る扁額は、島村須美江さんの倉敷商業高校時代の先輩である小山晋先生の揮毫によるものです。礼拝堂建築100周年記念事業の仕上げとして最後に残った看板については、昨年秋頃より島村須美江さんに打診していました。若き日より「看板娘」として教会の看板を書き続けてくださった島村須美江さんに、今後100年を飾る教会の表札の揮毫をお願いいたしました。島村さんは仕事の重みを感ぜられつつも同時に喜びと感謝の言葉を捧げてくださっていました。看板に用いる木材が定まると、その一部を手元におかれて墨の乗り具合や筆圧の研究を続けてご準備くださいました。倉敷教会に島村翠月という書家が御言葉による墨跡を残し続けてくださったからこそ、教会の扁額には書がふさわしい。島村さんが居なければ鶴形1丁目の表札はもっと違うものになっていました。2022年末に島村さんがご召天されたとき、神の御旨を訊ねる時間はながく続きましたが、事業の精神を継承するために島村稔さんが須美江さんの兄弟子にあたる小山晋先生をご紹介くださいました。もともとの計画からすれば2023年1月には島村須美江さんによって木に直接揮毫していただき、看板は完成する運びでしたが、揮毫の仕方や木の加工といったあらゆる事業の練り直しが必要とされたために仕上げには時間がかかることとなりました。島村家のみなさま、小山晋先生、山田暁建築士、藤木工務店様、倉敷木材株式会社大久保憲作様、アド・タケモト様には、100年仕事としての扁額設置事業のために多大なお骨折りを頂きました。看板が仕上がったとき「島村須美江記念として」と裏書きして頂いたのは、主の証し人としての島村須美江さんへの敬意をみなが持って進めてきた事業だからでした。しかも、このたび工期が大幅に遅れてしまいましたが、完成した看板への裏書きをした日はまさかの復活日、そして、鶴形1丁目交差点に設置された日は、島村須美江さんがご生前に事業計画していた岡山聖句書道展錬成会の当日であり、島村須美江さんの弟子にあたる、倉敷・岡山・高梁・西大寺・京都から集まった兄弟姉妹34名が倉敷教会に一堂に会して御言葉に心を込め、筆を動かしていたその日でした。午前中に降っていた雨があがり、気持ちのよい春の風が倉敷教会を撫でているときに扁額は設置されました。教会扁額設置の次第はこのとおり、主の御導きと御恩寵を数えなければ説明のつかない奇跡に彩られた出来事でした。(中井記)