7月3日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:15)
・説教者:中井牧師
・説教題:「諒友にみる神殿」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
先日、兵庫教区で開催された全国性差別問題全国会議に出席したときのことです。九州教区の奄美地区の本多香織さん「隔ての海、つながりの海」と題する発題資料の中で、奄美の共同体には「結い(ゆい)」の歴史がある、とおっしゃっていました。結いとは「共にはないが、互いの約束に基づいて事を行う」という意味で、相互に扶助する習慣であり、つながりを具体的な奉仕や金銭で現していくものです。本多香織さんの関わる保育所でも「今年は近所の子どもの入学が多かったので(結いのための出費がとても多くなり)、うちの子どもの保育費を滞納させてください」という申し出があるほど、結いのつながりはとても強いのだそうです。奄美の教会の「自立」について、経済的な自活には大変な苦心があるものの、みんなでなんとか生き残るためには共有していくこと、結いにみられる相互扶助の共同体があってこそ教会共同体の自立があるというメッセージには、普段、自立と共有とを対立概念とみなしていた私にとっては、自立のために共有していくという新しい概念の発見につながる魅力的な発題でした。(中井記)