8月29日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:45)
・説教者:林副牧師
・説教題:「天上の体と地上の体」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
2021/8/22
聖書の中には異邦人を貶めるような表現が散見されます。私たちの多くも、ユダヤ人ではなく、ユダヤ教と馴染む暮らしをしていないために、聖書においては異邦人と見做されても仕方ありません。旧約聖書はユダヤ教を信奉する人々による信仰の表明であるため、そのような表現が多くなるのは理解できます。一方で新約聖書にはユダヤ人共同体を越えて伝えられる信仰内容が含まれています。使徒言行録を読んで気づくように、宣教の対象には異邦人が含まれます。それにもかかわらず「悪いものは異邦人が切に求めているものだ」といった表現が何故に生まれるのか、と疑問をもたれる方もおられるでしょう。上記のような表現はマタイ福音書に頻出します。これはマタイ福音書を最初に読んだ人たちが「ユダヤ人キリスト者」で、ユダヤ教の律法の延長線上にキリストの福音があると信じたことに原因があります。一方でユダヤ教から改宗した人や、ユダヤ教と関わることなくキリスト教と出会った人たちが読んだキリスト教文書には、それほど異邦人差別が出てこないのも事実です。「その文書を最初に読んだ人は誰であったのか」を知ると、ますます聖書を深く知ることができるようになります。(中井記)