8月7日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:15)
・説教者:中井牧師
・説教題:「多くの部分から成る一つの体」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
太平洋戦争後の同志社大学でキリスト教史を教えた藤代泰三先生はかの戦争後期に九十九里浜に配置され、本土上陸作戦の最前線を警備された経験をお持ちです。藤代先生が所属していた小隊には一丁の銃しかなく、あとはシャベルの先をとがらせて上陸する兵隊と白兵戦を展開する予定でした。いつ玉砕するのか、いつ死ぬのか、そのことばかりを考えておられたそうです。夜になるとB29爆撃機の編隊が頭上を飛行し、もし気まぐれで九十九里浜に爆弾を落としたならば、瞬時に小隊が全滅することは明らかでした。「死ぬ瞬間に僕は何を考えるだろうかというようなことが、いつも頭の中に浮かんでくる」。幹部候補生に志願すると消灯時間後に勉強時間が与えられるので、聖書を読む時間が欲しくて入隊時に志願したそうです。このような環境だと、聖書の内容が「お腹に入る」。藤代先生が己の命以上に御言葉を求めた動機に、今の私は共感できる程のものがあるだろうかと考えながら今日も聖書を紐解くのです。(中井記)