9月11日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
※礼拝堂建築100周年記念事業として礼拝堂大屋根葺き替え工事(工期7月18日~9月末頃)が進んでいます。礼拝は当面、会館1階を会場に執り行います。
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:15)
・説教者:林副牧師
・説教題:「神の前にひとり」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
1922年9月1日に、竹中みつ先生と河野淑子先生のもとで15名の幼子たちと一緒に開園した竹中幼稚園がこのたび100年の時を刻みました。この100年に亘るあゆみは現在の私たちの功績によるのではなく、すべては主の導きのうちにあることを確信し、最初の感謝の祈りを神に捧げます。かつて倉敷教会に幼子を育む園を設置するヴィジョンは竹中悦蔵牧師と杉田譲二牧師らにより育まれていました。お二人の牧師は相次いで急逝いたしましたが、竹中牧師のお連れ合いであり、杉田牧師のご令妹であった竹中みつと、遺された倉敷教会信徒たちは、両牧師の遺志を継承するための事業を起こしていきます。新川のほとりにある倉敷教会仮会堂(現在の大原美術館前のレストラン「亀遊亭」)において幼稚園は歩み出していきます。保育に携わる竹中みつは、幼子のうちに秘める可能性が育まれるは人間の力に及ばず、ただひたすらに神様のまったきご慈愛とそのお力にお縋りして努力せねばなし得ないと看破し、謙遜に保育に携わる祈る人でした。幼稚園創立10周年の折、田崎健作牧師は竹中悦蔵牧師による詩「二ツの石」を紹介され、無邪気に遊ぶ幼子の基には二つの石があることを語られました。ここに言及された「二ツの石」は今や、ひとつは竹中学園であり、ひとつは倉敷教会であり、これら位相の異なる二つの基があって唯一の価値を宿すのが竹中幼稚園であったということがはじめて明らかになるのです。「今われらは鏡をもて見る如く見るところおぼろなり。されど、かの時には顔をあわせて相見ん。今わが知るところ全からず、されど、かの時にはわが知られたる如く、全く知るべし」。100年を記念するときに相見え得た恵みをくださった主のご恩寵に賛美を捧げます。(中井記)