3月13日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:45)
・説教者:林副牧師
・説教題:「悪霊に対する戦い」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
紛争にはそれぞれの言い分があるはずです。その背景には拳を振り上げなければならない理由もあるのでしょう。ただしロシアによるウクライナ侵攻に際しては、この相対化は論点から外さなければなりません。3月2日に開催された国連総会緊急特別会合でデンマーク国連大使によって語られた「ロシアが戦いをやめれば戦争は終わる。ウクライナが戦いをやめればウクライナがなくなる」という発言から本当の論点が浮かび上がります。ウクライナに主権国家を辞めるように訴えられる者は地球上で当事者以外に存在しないのです。またプーチンに振り回されているのはロシア国民も同様です。強力な指導者であっても暴走するときがあり、それに比べればグッドアイデアばかりとはいかなくとも大人数で議論して判断を進めていく体制の方が「まだ良いのではないか」と実感しています。中村哲さんは「アフガニスタンにいると「軍事力があれば我が身を守れる」というのが迷信だとわかる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だ」と語っています。恐怖に支配されて強くなろうとするために狂気のロシアンルーレットを続けるよりも、恐怖から自由になるために武器を手放す方が安全だという逆説は、中村哲さんが語ることによって真実と証明され、同時に、中村哲さんの生涯によって人類の罪を知ることになります。(中井記)