5月8日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:45)
・説教者:中井牧師
・説教題:「まことの同伴者」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
「困ったときの店装さん」と私は倉敷店装の濱田光輝さんのことを呼んでいます。倉敷教会の設備が不調になったとき、はじめに濱田さんに連絡するところから設備の修繕作業を始めるからです。修繕にならなくても何かしらトラブルを抱えたときには必ずアテにしているのです。濱田さんの仕事場に出かけると、そこは同時に工房にもなっていて、これまでに手がけてこられた大きな絵画がたくさん保管されています。先日おしゃべりしていた中で濱田さんから、いま戦場となっているウクライナの状況を映像で目にするたびに心が痛み、その内側からあふれ出るものが創作意欲に結びついていることを伺いました。そして、これまでに何百枚と制作してきた作品の中で、不思議と上手く描けた作品や美しく仕上げられた作品は忘れられてしまうのだが、ふつふつと湧き上がるものに忠実になり、心血注いで搾り出された作品はいつまでも忘れられないのだとおっしゃっていました。この営みは祈りそのものです。古代教父アウグスティヌスにおいて祈るとは神の息吹を呼吸することと同義であったといわれています。濱田光輝さんにとっては、この世の不条理に向き合うときに創作という祈りが生じ、そのとき濱田さんは神の息吹を呼吸しているのだと思わずにはおれませんでした。(中井記)