12月4日 礼拝のお知らせ
礼拝のおしらせ
こどもの礼拝(9:00-9:40)
主日礼拝(10:15-11:15)
・説教者:中井牧師
・説教題:「神様からのご招待」
※新型コロナウィルス感染症への対応
・礼拝へのご出席はマスクの着用をお願いします。
・体調の優れない方は出席をお控えください。
・讃美歌は奏楽を聴くのみで歌詞を味わい黙想して下さい。
・教会備え付けの聖書、讃美歌は使用しません。
・礼拝堂の換気をしています。
・礼拝堂の人数制限(80人)を行っており、上限を超えるときには礼拝中継を実施しているキリスト会館へとご案内しています。ご了承ください。
Youtube と Facebook で礼拝を配信しています。
—牧師コラム「麦嵐-bakuran-」—
キリスト会館2階ロビーには、島村須美江さんによる「無名兵士の祈り」の書が掲げられています。「求めたものは一つとして与えられなかったが、神の意に添わぬ者であるにもかかわらず、心の中の言い表せない祈りは、全てかなえられた」というのです。昨年11月に召された山本東洋男さんは、かつての教会報に「私の三十年の願い」と題してエレベーター設置協議の時期の証しをされています。何気なくできる事への自由さへの憧れ、他者に気を遣わずにはおられない暮らしの制限という、振り幅の大きな感慨をそれぞれに示されています。教会で歓迎される存在でした。同時に、人の助けを借りなければ礼拝堂に出入りすらできないことへの気遣いを抱き続けた方でした。逆説的に、エレベーター未設置時代には、礼拝は欠かしたことがないほどに出席率は良く、人々にも「あなたの姿を見るだけで励まされます」と言われましたが、「振り返ればもし自力で自由に教会に行けていたとしたら、ああまで熱心に通うことが出来なかったかも知れないとふと我に返る事もあります。案外整われすぎると却って反発したり素直になれない部分が表面に出てしまうものなのかもしれません」とご自身を謙遜されるのです。「無名兵士の祈り」と、山本東洋男さんの証しを通して自分自身を振り返れば、いま与えられている私自身の境遇への不満はあまりにも大きな傲慢の種であることを教え諭してくれるように聞こえます。主の交わりに感謝。(中井記)